あめりか便り(17) NEW YORK CITY
November 27, 2009/CHIeru ブログ
日帰りも可能な距離ではあるのですが、先週末、ニューヨーク・シティへ1泊2日の小旅行に出かけてきました。その目的はと言えば、日本人の劇作家によるミュージカルを見ることです。
会場は、ニューヨーク州立大学が所有するホール。
開演前の会場には、開場を待つ日本や韓国の人たちで混みあっています。こちらで生活をしていると思われる人に混じって、ツアー客と思われる日本人の姿もたくさんありました。
日本で言えば昭和女子大学の人見記念講堂にあたるこのホールは、オケピットがあるにもかかわらず、舞台と観客席が近く、こじんまりとまとまった造りになっています。今回は、バルコニー席の1列目を押さえたため、舞台全体が見渡せただけではなく、その上で演じる俳優たちの表情から指先の動きまでを追いかけることができました。
あっという間の2時間。
日本でも何度か舞台を見たことのあるこの劇作家の作品を、久しぶりに堪能しました。
さて、翌日曜日は、秋のシティを散策です。
ホテルの荷物はそのままに、カメラを手にした我々は、チェックアウト前の時間を使って朝のシティへと出かけました。向かう先は、旅行雑誌などにも掲載されているベーグル屋さんです。
朝の静寂の中、キョロキョロしながら歩いていくと、犬を散歩させているご婦人たちとすれ違い、実に芸術的な看板に出会いました。
縦列駐車されている車の数に圧倒されながら更に10分も歩くと、お目当てのベーグル屋さんに到着です。
日曜日の朝8時だと言うのに、店内は行列をつくるお客さんたちでごった返していました。
日本の雑誌に掲載されているだけあって、日本からの観光客の姿もありました。
お店のおじさんは、片言の日本語を上手に使い、注文をとっていきます。
シティならではの光景です。
ホテルをチェックアウトしたら、セントラルパークの一角にあるメトロポリタン美術館を目指します。
地下鉄の駅を降りてメインゲートの前まで来ると、たくさんの人がゲートに上がる階段に座り込み、一息をついていました。その大半は、ホットドックなどの軽食をほお張っています。
「歩道があればホットドックの屋台もある」と言っても過言ではないのが、シティの特徴。
ホットドックなどの軽食は‘snack’と呼ばれ、こちらの人たちは道路の片隅や公園のベンチ、或いは歩きながら、気軽に間食をするのです。
ちなみに、小学校などの学校にも休憩を兼ねた‘snack time’があります。オレオやポテトチップスなどのおやつを学校に持参し、それを食べる時間がカリキュラムの中に設けられています。
ところで、メトロポリタン美術館には、日本の美術館ではなかなか体験できないことがあります。
それは、ピカソやモネ、ゴッホを始めとする芸術家の絵画や彫刻、歴史的に価値のある芸術品などを、間近に見ることができること。特に、絵画の多くは、ガラスを通すことなく、絵に近づいて筆の動きをひとつひとつ見ることができます。
インフォメーションセンターでは日本語によるパンフレットを用意しており、曜日や時間帯によっては日本語による館内ツアーに参加することもできます。
広い館内に半ば迷いながら絵を眺めていたら、学生と思われる男性が一枚の絵の前で、一心に何かをメモ書きしていました。「寝食を忘れて、絵を描いてしまう」。そんなオーラが彼の背中から出ていたように思います。
これからの季節、ニューヨーク・シティにはビルの間にどんよりとした空が広がる日々が増えます。しかし、空模様とは裏腹に活気があるのがシティの魅力。
実は、この他にもご紹介したいことが、まだまだあります。
では、また!
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