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あめりか便り(28) Napa Valley (ナパ・バレー)

カリフォルニア ワインの有名な産地であるナパ・バレー(Napa Valley)は、サンフランシスコからゴールデンゲート・ブリッジを渡って、車で2時間ほど走ったところにあります。

0430_1.jpg 春から初夏へと向かうこの季節、日本では水田を見かけるように、そこにはぶどう畑が広がっていました。写真(下)は、建物の二階から撮影した写真です。手前がぶどう畑、その奥には休耕地を利用していると思われる菜の花畑が見えています。

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ぶどうの木には、実をつけるための新芽が出始めています。
ぶどう狩りの畑で見たぶどうの木は、軒下ぐらいまでの高さがあったように思いますが、ナパのぶどうの木は、膝丈から高くても腰の高さで綺麗に剪定されていました。

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素人が見てもわかる畑の違いと言えば、剪定されたこのぶどうの木の高さと下草の刈られ方です。ワイナリー(Winery)によって、明らかに畑への手の入れ方が違うのです。

その証拠に、1本2千円のワインも、1万円もするワインも、地続きの同じ地域で造られていました。
同じ地域とは、町内をイメージしていただいたらいいでしょうか。町内の1~1000番地まではワイナリーAが、2000~4000番地はワイナリーBが所有しているぶどう畑なのですが、製品として出荷されるワインの価格には、大きな差がつくのです。

ところで、今回の旅行では、8ヶ所ものワイナリーを訪問しました。
その中で最も印象に残ったところはと言えば"Clos Du Val(クロ・デュ・ヴァル)"。

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そもそも、このワインとの出会いは、半年以上も前になります。
我が家の近所にある酒屋さんで、何となくラベルを気に入り購入をしたのがきっかけでした。手ごろな値段の割りにはとても美味しいので、時々食卓に並べています。

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宿泊していたホテルの近くにこのワイナリーがあることがわかり、朝10時のオープン時間に併せて訪問してみました。目的は、普段購入しているワインよりもランクが上のレゼルブ(Reserve)をテイスティングすることです。

写真に写っている背を向けた男性は、私たちにテイスティングを教えてくれたスタッフのおじさん。
拙い英語で感じた味を説明する私に、彼は、口に含んだワインの味わい方を丁寧に教えてくれました。

「口に含むとベリーの香りを感じませんか。口をこう動かしてみてください。最後にタンニンを感じることができるでしょう」。自分も口にワインを含みながら、味わい方を教えてくれた彼は、さらに「批評家も雑誌も、この年はぶどうの出来が悪い年だと言いますが、うちのワインはこの味が出せています」。こう語るおじさんの表情には、作り手としての自信がみなぎっていました。

結局、小一時間もこのワイナリーにいたでしょうか。
時間が早かったからなのかお客さんは他におらず、おじさんを独占して手ほどきを受けることができました。何とも贅沢な時間でした。

二泊三日のナパ滞在もあっという間に終わり、アメリカの西の端から東の端へと戻る日も近づいてきました。

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そう言えば、ゴールデンゲート・ブリッジから見える、サンフランシスコの市街は、ハドソン川の向こうから臨むマンハッタンに何となく似ていました。
だからなのか、サンフランシスコには、そしてナパにも、また行けるような気がしています。

<ご参照>
■ Clos Du Val
http://www.closduval.com/about/goelet.cfm


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