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あめりか便り(29) man vs squirrel(りす)

真夏のような気温に上がったり真冬並の気温に戻ったりしながら、季節は確実に春から初夏へ移ろうとしています。

我が家の窓には、今年も鳥たちを呼ぶための餌台が取り付けられました。
ダイニングルームのある窓に付けた餌台には、毎朝、カーディナル(紅冠鳥)がやってきます。

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いつ見ても驚くばかりの赤い鳥、カーディナル(写真上・左)。
大リーグの球団であるセントルイス・カーディナルス(St. Louis Cardinals)は、その名のとおり、この鳥の色がシンボルカラーになっています。

昨年は、秋口になってやっと訪れるようになったカーディナルですが、今年はこの時期から我が家でゆっくりと時間を過ごしてくれるようになりました。

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オスが真っ赤なのに対して、メス(写真上・左)は、まるでインコのような色合いをしています。尻尾の先と嘴(くちばし)の赤みのかかったオレンジ色が、カーディナルである証と言ったらいいでしょうか。時々小首をかしげながら餌をついばむ様は、実に愛らしく見えます。

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時間帯によっては、スズメが黄色くなったような小鳥たちも訪れます。
鳥たちが餌をついばむ様子を朝から眺めるのは、我々にとってもちょっとした楽しみでした。そう、彼が来るまでは。

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恐るべき態勢で餌を食い散らかしているこの顔を見てみてください。
去年から、時々現れては鳥たちの餌を全て食べつくしていく、それはリス(squirrel)です。

鳥たちがいるはずの窓際で「ドサッ」「ドン」という大きな音が聞こえると、それは、彼がやってきた合図です。器用に窓の縁をつたって餌台に乗ると、上手にバランスをとって餌を食べるのです。しかも、餌が出てくる口の部分を、自分の歯を使って外せば、餌が沢山こぼれ落ちて食べやすくなることも彼は知っています。

もちろん、彼が来ると鳥たちは全て逃げてしまいます。

0514_5.jpgこんな写真を撮られているのに、まるで「知ったことか」と言わんばかりに餌を食べ続けるこの顔。彼はヒマワリのカラを割っては口に入れることに一所懸命です。
ちなみに、このアップは、窓越しではありましたが、私が椅子に乗り、彼の顔にカメラをかなり近づけて撮影したものです。

0514_6.jpg鳥の餌に満腹し、巣があると思われる方へ去っていく姿は、絵本にでてくる小動物のようにも見えますが、あのお行儀の悪さを目の当たりにした後では、ただの困ったヤツでしかありません。

さぁ、ここからは、人間とリスの知恵比べです。
まずは彼が居座らないようにするために、餌台の縁を切り取って安定を悪くしてみましたが、彼等にとっては何ともなかったようです。

0514_7.jpgあまり凝ったことをしすぎると、今度は鳥たちも止まることができなくなり、それでは本末転倒になってしまいます。この微妙なさじ加減が難しいのです。

餌台の位置を変えたり網戸を取り払ったりといった、これまでに試みた工夫を合わせると、5勝0敗でリスの圧勝といったところでしょうか。

しかし、鳥たちのためにも、負けるわけにはいきません。まだまだ戦いは続きそうです。


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