先生方の授業や校務に直結した情報を発信し、指導力の向上や校務の円滑化に貢献したい。
May 13, 2008/活用事例
富山県高岡市教育センター
システム事例:高岡市教育センターホームページ
富山県高岡市教育センター

- 各種研修や調査研究のレポートから、教育行政の最新ニュース、ワークシート集や教材リンク集まで、教育に関するさまざまな情報を網羅した高岡市教育センターのホームページ
(http://www.city-takaoka.jp/center/)
【ICT活用レポート】
日本の100名城の一つに数えられる、高岡城。風情豊かな古城公園の堀端に、高岡市教育センターはある。
教育センターでは、学校教育の要望や課題に応えるために、さまざまな研修会や調査研究事業を開催するとともに、市内小中学校の先生方への情報発信を行っている。
学年経営研修会や小学校英語活動研修会、ICT活用指導力向上研修会など、数々の教職員研修を開催。また現場の先生方と連携した調査研究事業も推進中。学力向上研究委員会では、表現力や思考力を育むために、基礎・基本を活用する学習教材の開発や、基礎的・基本的な知識及び技能との関連を図った指導法の研究を進め、「国語の指導事例集」「算数・数学のワークシート集」などを提供している。この他にも、不登校児童生徒を対象にした「適応指導教室『きらら子教室』」の運営や、小中学生や保護者を対象にした相談電話を設けるなど、その活動内容は多岐に渡っている。
これら多様な活動を先生方に知ってもらうべく、高岡市では平成14年度からホームページ「学びの泉」を立ち上げ、研修会や事業の報告を発信。紙媒体の「センターだより」と併せて現場の先生方とのコミュニケーションを図って来たが、センターについてもっと理解してもらい、教育に役立つ情報をより多く、より頻繁に発信するために、平成19年7月にブログ形式のホームページも新設した。
ブログなら操作も簡単で、記事のアップも手軽にできる。研修会の報告をすぐさま発信したり、調査研究事業の途中経過を迅速にレポートしたりするなど、より細かな情報発信が可能となった。また、情報のバリエーションも豊富に。学習指導要領改訂など教育行政に関する最新ニュースやアンケート調査結果、ワークシート集など、学校現場で役立つさまざまな情報を発信している。
より多くの先生方にホームページを活用してもらうための「仕掛け」も凝らしている。調査研究事業で指導案やワークシートを開発したら、市内の先生方にアンケート調査を実施。使いやすい点や改善点などを答えてもらい、そのアンケート結果もHPに掲載しているのだ。「こういう教材を開発しました」と報告するだけでなく、アンケート調査を行うことで、多くの先生方に実際に活用してもらう。そして、先生方の感想を今後の調査研究に活かす。「見てもらう」「活用してもらう」「さらに向上する」のサイクルを作り上げているのだ。
先生方が使いやすく、そして先生方が求めている情報を発信していくのが、教育センターの役割。学習指導要領が改正され、今後も学校現場にはさまざまな変化と課題が生まれるのは間違いない。教育センターとしては、これからも研修会や調査研究事業を進め、先生方の指導力向上や授業支援に貢献していくという。ホームページや紙媒体を通じて情報発信することで、研修会や調査研究事業に参加している先生方をサポートするとともに、他の先生方にもアピールして課題意識を共有し、より一層の普及を図っていくそうだ。
また、体育部会や保健部会など他の教育団体から、「センターのHPとリンクして、いっしょに情報発信していけたら」との提案も来ているという。教育センターのホームページが、現場の先生方が日常的にアクセスする教育のポータルサイトになる日も、来るかも知れない。
「ホームページは情報発信の一手段。現場の先生方が欲している情報を、さまざまな手段を使ってより濃く伝えていきたい」。教育センター職員との話から、情報発信の要諦を改めて実感した。
<取材ご協力>
高岡市教育センター
田畑章所長様
石丸詠子次長様
向井康之研究主事様
【富山大学人間発達科学部准教授 高橋純先生の授業解説】
日常的に学校や教員に役立つ情報を数多く提供することは、一朝一夕に出来ることではない。長い間、学校や地域と連携しながらコツコツと取り組んできた成果であろう。HPによる情報提供の高い効果は、こういった取り組みが基盤にあるからだ。従来からの情報提供に加え、HPの特徴を上手に活かすことで効果を高めている。











